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アル・ゴアの『不都合な真実』オペラに

2008/06/02
アル・ゴア氏
アル・ゴア氏
 アメリカの元副大統領アル・ゴアが、地球温暖化に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『不都合な真実』が、オペラとなって再び気候変動を訴える。

 オペラ版『不都合な真実』は、イタリアの作曲家ジョルジオ・バティステリが音楽を担当し、2011年からミラノ・スカラ座で公演予定。バティステリは、ヴェローナにあるアリーナの元芸術監督で、デイヴィス・グッゲンハイム監督による環境ドキュメンタリーを、そのメッセージ性を損なうことなく舞台に置き換えると話している。

 「物事を違った視点、新しい光の下で見られるようになる。フランシス・ベーコンの絵画やシドニー・ポラックの映画を見たときに、今世紀が抱える問題を明確に認識できるようになるのと同じように」とバティステリは抱負を語っている。本作は1年前から企画が進行しており、1861年にイタリア王国として統合してから150年を記念する国家行事のなかで、スカラ座が進めている公演の1つだ。

 オペラの伝統として、バティステリは登場人物の数を減らすものと見られている。スカラ座が誇るコーラスは採用され、ゴア役のキャラクターも残るだろう。

 北イタリアに位置するヴェローナは、現在ヨーロッパの中で最も汚染されている都市の1つといわれている。しかし、 2015年に開催される万国博覧会をミラノで主催する後押しをするゴアは、緑あふれる町に変えられると語っている。

 バティステリは、05年のシェイクスピア作品「リチャード3世」を含め、多くのオペラで活躍してきた。彼はまた“The Embalmer”(05)や“The Cenci”(97)などの舞台作品にも多くの楽曲を提供している。両作品とも、ロンドンの先鋭的な劇場アルメディア・シアターで初公演された。

 また、プロデューサーの1人は、ゴアに期間限定でブロードウェイに出演して欲しいむねオファーを持ちかけているという。同プロデューサーが目指しているのは『不都合な真実』をベースにした、複合的レクチャー&プレゼンテーションのような舞台。しかし「このようなステージは、まだ実現化しそうにない」と現実的ではないようだ。

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