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仏在住・源利華がフランス版「陰獣」で悩殺デビュー
ヴェネチア・コンペ出品“INJU”で石橋凌らと会見

2008/08/29
ブノワ・マジメル、石橋凌、源利華、バーベット・シュローダー監督(左から)
ブノワ・マジメル、石橋凌、源利華、バーベット・シュローダー監督(左から)
 フランスのバーベット・シュローダー監督が29日(金)、第65回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出された『INJU』を引っ提げ、主演のブノワ・マジメル、フランス在住の新人女優・源利華、日本から参加した石橋凌とともに会見した。

 最新著書出版のために日本を訪れたフランスの犯罪小説家が、芸者と恋人の愛憎劇に巻き込まれ、フィクションと現実が交錯する世界へと迷い込んでいくスリラー。 溝口健二小津安二郎のファンを自負するシュローダー監督が、江戸川乱歩の小説「陰獣」をフランス流にアレンジ。セリフはフランス語ながら、マジメル以外の主要キャストはすべて日本人という、異例の国際プロジェクトが実現した。

 製作のため日本に1年間滞在したそうだが、シュローダー監督は「映画に国境はない。俳優たちが日本語で演技をしていても、それがいい演技なのかどうかはすぐにわかる」と自身たっぷり。フランス語が堪能で、オーディションでは出演を即決されたという源は、妖艶(ようえん)で官能的な芸者役について「伝統的な芸者の踊りを習うのは貴重な経験だった。映画で初めて披露される踊りということで、とても誇りに思っている」と流ちょうなフランス語で答えた。

 冒頭の殺陣について聞かれた石橋は、「僕のSMシーンのことですか?」とおどけた受け答えで会場を沸かす。アメリカ映画への出演歴は豊富だが、フランスとの初コラボレーション。「人間の内面を大切に描くシュローダー監督や、『ピアニスト』を見てすごい俳優だと思っていたマジメルと仕事ができてうれしい」と語った。



フォトギャラリー、現地レポートなどヴェネチア国際映画祭特集はこちら!

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