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ジブリ美術館に“プチ・ルーブル”出現
「小さなルーブル美術館展」24日開幕

2008/05/23
左より三鷹ジブリの森・中島清文三館長、オリヴィエ・メレ氏、種田陽平氏
左より三鷹ジブリの森・中島清文三館長、オリヴィエ・メレ氏、種田陽平氏
 三鷹の森ジブリ美術館企画展示「小さなルーブル美術館」展(24日~2009年5月)の内覧会と記者会見が23日(金)、同館で行われ、館長の中島清文氏、美術監督を務めた種田陽平氏、ルーブル美術館絵画部門の学芸員オリヴィエ・メレ氏の3人が出席した。

 世界最大規模の美術館であるフランスのルーブル美術館が所蔵する絵画を展示するのではなく、“ルーブル美術館そのもの”を小さなジブリ美術館に展示する、という大胆な発想。企画・原案・監修したのは『ゲド戦記』の宮崎吾朗監督だ。80点ほどある16~19世紀の複製フランス絵画は、あくまで脇役で、明るい第一室では美術館としてのルーブルの光の部分を、暗い第二室では800年にわたるルーブルの裏の歴史を見せるという。

 このアイデアに魅了されたのが、『スワロウテイル』『THE 有頂天ホテル』などの美術で知られる種田氏。「スタッフは大変だったと思うけれど、普段は映画人たちと仕事をしているから、僕自身はすごく楽しみました」と見事に形にした。中島氏によれば「ジブリ美術館としても、外部のクリエイターとコラボレーションする企画展示は今回が初」だそうだ。

種田氏のイメージ画(c)Production Design by Yohei Taneda
種田氏のイメージ画(c)Production Design by Yohei Taneda
 「20年以上前から日本のアニメーション、特にジブリ作品はフランスのカルチャーに影響を与え続けてきた。昨晩到着して最終チェックを行ったとき、80平方メートルという小さな空間にあの巨大なルーブルを再現できていること、そして作品の質の高さに驚いた」とメレ氏も絶賛の出来ばえ。「実はうちの子どもたちは、私がルーブル美術館の学芸員ということよりも、『あのジブリと一緒に仕事しているの?』ということで私のことを尊敬したようだ」と苦笑いを浮かべた。そして「ルーブルも30年ほど前から子ども向けの企画専任の担当者がいるけれど、今回のコラボレーションは本当に勉強になった。ジブリのノウハウをルーブルに持ち帰りたい」と手放しの喜びようだ。

 種田氏は「実際に吾朗さんとルーブルを訪れてみて、2人で考え創り上げていきました。そのままを再現するのではなく、例えばナポレオンの部屋にあるソファーを小さいサイズにして部屋の真ん中に置くなど、いろんなエレメントを集積した展示。僕らの言葉で『キャメラアイを低くして』と言うんですが、ぜひ大人も中腰になってのぞき穴や天井など、隅々を見てみてください」と強調。中島館長も「見て触って何かを心に持ち帰って」とアピールした。

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