
「スラムダンク」

「北斗の拳」
北米で日本アニメのライセンスや共同制作を手がけるToei Animation Inc.が、「スラムダンク」と「北斗の拳」、「デジモンアドベンチャー02」、「ふたりはプリキュア」のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスをスタートさせた。日本の東映アニメーションが保有する豊富なライブラリーを海外展開するため、同社は香港と上海、パリと並び、ロサンゼルスで営業を開始。北米における日本アニメのDVDセールスが危機的状況にある昨今、けん引役の1社として知られるToei AnimationがVODに踏み切ったことは、大きな動きと言える。
今回、アニメ・ファンからも支持の高い動画サイト「IGN.com」を通して、1エピソード1.99ドルのダウンロードを可能にした経緯について、同社社長の小林洋輔氏は、「将来的にオープンを目指す『東映アニメBBチャンネルUSA(仮称)』の布石」と位置づける。自社サイトでVODサービスを開始する前に、ファンのニーズや人気タイトルの動きを研究するため、「IGN.com」において「ユーザー購入モデル(ユーザーは有料でコンテンツをダウンロード)」、続いて、別の動画サイトにおいて「広告収入シェア・モデル(ユーザーは無料でコンテンツをダウンロードでき、サイト広告収入の一部がToeiに入る)」を試す作戦だ。
近年の北米アニメ市場は、“ファンサブ”と呼ばれる違法ダウンロード・サイトのあおりを受け、DVD売り上げが下降の一途をたどっている。ファンと共存する道を模索するべく、VODビジネスに踏み切った理由として、小林社長は、「できるだけ高画質なアニメを、リーズナブルに早く届けられるVODビジネスに参入することにより、ファンのニーズに応えること。それにより、違法サイトに対し、今までのような『権利(コピーライト)侵害』だけでなく、『ビジネス侵害』としてアピールしていくことができること」の2点を挙げる。
今回、アニメ・ファンからも支持の高い動画サイト「IGN.com」を通して、1エピソード1.99ドルのダウンロードを可能にした経緯について、同社社長の小林洋輔氏は、「将来的にオープンを目指す『東映アニメBBチャンネルUSA(仮称)』の布石」と位置づける。自社サイトでVODサービスを開始する前に、ファンのニーズや人気タイトルの動きを研究するため、「IGN.com」において「ユーザー購入モデル(ユーザーは有料でコンテンツをダウンロード)」、続いて、別の動画サイトにおいて「広告収入シェア・モデル(ユーザーは無料でコンテンツをダウンロードでき、サイト広告収入の一部がToeiに入る)」を試す作戦だ。
近年の北米アニメ市場は、“ファンサブ”と呼ばれる違法ダウンロード・サイトのあおりを受け、DVD売り上げが下降の一途をたどっている。ファンと共存する道を模索するべく、VODビジネスに踏み切った理由として、小林社長は、「できるだけ高画質なアニメを、リーズナブルに早く届けられるVODビジネスに参入することにより、ファンのニーズに応えること。それにより、違法サイトに対し、今までのような『権利(コピーライト)侵害』だけでなく、『ビジネス侵害』としてアピールしていくことができること」の2点を挙げる。

「デジモンアドベンチャー02」

「ふたりはプリキュア」
「日本のアニメは無料で見られる」という概念が渦巻く北米アニメ業界において、重要な解決策と見られているVODサービス。こうした流れを受けて、「最近では、DVDライセンスの権利だけでなく、VODライセンスの権利をセットにして契約することが増えています。VODライセンス権は、排他的でない場合が多いため、競合が激しくなることは避けられませんが」と小林社長は説明する。
ところが、日本のコンテンツ・ホルダー側と北米のアニメ会社の間には、簡単には埋められない温度差もあるようだ。オンライン上で1度だけの視聴が可能な「ストリーミング」が主流である日本では、米国で主流とされる、自分のコンピューターやDVDにコンテンツをダウンロードし、繰り返し視聴できる「VOD」への理解を得ることは容易ではない。さらに、「マーケットに対する温度差の違いもあります。日本では原作者や作品の認知度が高いコンテンツだとしても、北米ではハリウッド映画や『ハナ・モンタナ』シリーズなどの爆発的人気コンテンツと一から競っていかなければならず、その競争力の厳しさを肌で感じています」とは、同社で営業部門を統括する山本良幸氏。
最近では、“ファンサブ”の代表格であった動画共有サイト「クランチロール」が、日本のアニメ会社と合法的契約を結ぶ動きがあったばかり(8月9日関連記事)。北米における日本アニメ市場に、少しずつ変革が訪れていることは間違いない。
ところが、日本のコンテンツ・ホルダー側と北米のアニメ会社の間には、簡単には埋められない温度差もあるようだ。オンライン上で1度だけの視聴が可能な「ストリーミング」が主流である日本では、米国で主流とされる、自分のコンピューターやDVDにコンテンツをダウンロードし、繰り返し視聴できる「VOD」への理解を得ることは容易ではない。さらに、「マーケットに対する温度差の違いもあります。日本では原作者や作品の認知度が高いコンテンツだとしても、北米ではハリウッド映画や『ハナ・モンタナ』シリーズなどの爆発的人気コンテンツと一から競っていかなければならず、その競争力の厳しさを肌で感じています」とは、同社で営業部門を統括する山本良幸氏。
最近では、“ファンサブ”の代表格であった動画共有サイト「クランチロール」が、日本のアニメ会社と合法的契約を結ぶ動きがあったばかり(8月9日関連記事)。北米における日本アニメ市場に、少しずつ変革が訪れていることは間違いない。















































